業態分類ではなく、扱うデータを基にした分類
8月にNo-Codeを試してみました。
誰でも簡単にアプリが作れます(ものによりますが)。
No-Codeよりは、プログラミングが必要になりえるが、既存のシステムやツールのように、プログラミング前提でない製品として、Low-Codeという分類の製品もあります。例えば、Kintone等、パーツが用意されていて、それを組み合わせていけば簡単なシステムが作れ、カスタマイズしたければJavaScriptで補う事ができるような代物です。
考えてしまったのですが、恐らくネットワークの分野は、裏方という言い方は変ですが、それを基盤と称するならば、そのまま我々は、知らず知らずのうちに恩恵を受けて、機器の設定をするだけで今後も使えて行けるものだと思いますが、アプリの世界は、4極化していくのではないか?と感じたのです。
昔々は、業務系、制御系、Web系といった具合で、導入する業態で分けていたのだと思いますが、既にそうなっているのでしょうが、今後は「扱うデータと基盤」で分類されていくのではなかろうか?と。
1つは、既存の大規模システム。
但し、この場合、インプット・アウトプットに機器が絡んでくる。
身近でいえば、ATM、券売機、行先電光掲示板等です。
また、既に大部分のインフラは自動化されてます。一般人が知らないまま、自動化されており、そのために各種機器とを接続して、システムが構築されてます。
2つ目が、IoTやAIの分野。
ある意味、1つ目の世界と被りますが、従来のFAのように機器のみで集約されてしまうもの。組み込み系ってやつですね。
ロボットの世界がそうかなと感じているのです。
最後が、インターネットが絡むシステム。
代表的なのがゲーム。
既にスマホでもできますし、対戦できるのが前提となってもいますしね。
加えて、先に取り上げたNo-CodeやLow-Codeの類。
こちらも基盤として、サービスがネット上に提供されているので、あたかもパソコン上で作っているかの如く、システムが誰でも楽に作れてしまいます。
そうなると、ちょっとした部門内で使いたいものや小規模事業主にとっては、ベンダに依頼する必要がなくなってしまいます。
業務系、制御系という分類は残っても、業務系はもうクラウド、つまりインターネットが絡む仕組みにするのが当然ではないでしょうか?。
今の会社で、初めてオフコンを目のあたりにしましたが、いわゆる汎用機と呼ばれてきたものは、既に汎用機でなく、かといって専用機かというと、何かの業態に特化させた代物でもなくなっており、ハードの面から言えば汎用機という分類であっても、企業の業務面においては、汎用になりえてない代物と思えます。
インターネット上でも業務ができるようにする。
コロナの件で、在宅勤務化をする企業も増えてきましたが、そもそも外出先でだれもが在庫や経理を扱えるようにする必要もでてくるわけです。
何もどこかのネットサービスに頼る必要はなく、自社で社内イントラネットだけの運用であっても、いずれは外出先、グループ内、海外支店との仕組みが発生するようになれば、自然にインターネットを介した業務に移行できます。